骨盤ベルトは必要?産後ママが知っておきたい正しい使い方


骨盤ベルトつけた方がいいのかな…?

産後の骨盤ケアやらなきゃ…。でも何を?いつまでに?
と不安になったことはありませんか?
私も出産後、SNSや広告で
「産後6ヶ月以内に骨盤矯正しないと戻らない!」「次の妊娠がしにくくなる!」
という言葉を目にして、正直焦りました
骨盤ベルトもこの勉強をするまでは産後必ずつけなきゃいけない思っていましたが、必ず締めないといけないことはありません
今日は産後の体の回復と、ベルトとの正しい付き合い方。さらに“自分の筋肉を使える体づくり”についてお伝えします。
産後の骨盤はどうなっているの?
妊娠中は赤ちゃんの成長と出産に備えるため、ホルモンの作用で骨盤周りの靭帯が柔らかくなります。これは自然な変化で、出産の準備に欠かせないものです

出産後は、そのホルモンの影響が徐々に落ち着き、およそ4ヶ月程かけて骨盤は少しずつ元の状態に戻っていきます。
なので産後に骨盤矯正をしないと骨盤緩んだまま…などといった話は違います
骨盤ベルトは必要?
骨盤ベルトは全員に必ず必要ではなく、特に生活上痛みや不調を感じていない場合にはつける必要はないと考えます
恥骨や仙腸関節などに痛みがある場合にはつけてあげてもいいかと思います
これは靭帯の緩みに加えて日々の生活の動きの中で力が加わったりすることにより痛みが出たりしますが、ベルトで軽くサポートすることで動きやすくなったり痛みが軽減される場合があります

ただ、あくまで必要な時だけの一時的なサポートとして使用して、ずっと使い続ける必要はありません
サポートなしでも痛みや不調を感じない体を作っていくために、次に書いてあることが大切になってきます
本当に大切なのは「自分の筋肉」
骨盤ベルトは外からのサポートですが、私たちの体を本当に支えてくれるのは、自分自身の筋肉です。

自分のお腹やお尻の筋肉を少しずつ使えるようにして、ベルトやコルセットなどに日常的に頼るのではなく、自分の筋肉を使うようにしていくことが大事です
少しずつ日常生活の中で動かし、使える状態にしていくことが長期的な体の安定につながります
締めすぎには注意!
最近は「くびれコルセット」や「ギュッと締める系」のアイテムも多く見かけますが、
長時間の使用は注意が必要です。
- 肋骨の動きが小さくなり、呼吸が浅くなる
- 腹部に圧がかかり、圧力が下に逃げて骨盤底筋に負担がかかる
これらは体の回復や機能にも影響します。
なので、それぞれの体の状況に合わせてになりますが、必要な場面を選び、短時間の使用にとどめることが大切です
最後に
骨盤ベルトをうまく活用しながらでもしっかり自分の筋肉で支えられるように少しずつ体を整えていきましょうとお伝えしていますが、、、
産褥期にはしっかりと休みながら体が回復するのを待つ時期なので、すぐ運動しなきゃ!!とは思わないでくださいね
骨盤ケアはもちろん早い方が体の戻りも早かったり、不調を早い段階で解消や予防ができるかもしれないですが、必ずしも全員が6ヶ月以内にやらないといけない!骨盤ベルトで締めておかないといけない!ということもないので安心してくださいね
6ヶ月過ぎていても遅くないです
必要な筋肉がしっかり使えるように“ゆるり”とやっていきましょう
快適に、心地よく毎日を過ごせますように